Roberta Flackのデビューアルバム。難しいことをするのではなく、敢えて自分が出来る事に自信と誇りを持って聴かせる。ジャズアルバムと言えるものの、R&B、Funk等のエッセンスが織り交ぜてある所は、この時代のアーティストとしての特徴である気がする。Marlena Shawなんかが好きな人には、お薦めな作品であると思う。どの曲も深い味わいのある楽曲ではあるけれど、ソウルというものを意識した"Compared to What"や"Tryin' Times"が僕は気に入っている。だけれど、このアルバムを聴いて驚くほど彼女が好きになった。友人であるDonny HathawayやLeroy Hutson等と共にハワード大学出身のアーティストであるが、前者2人のような、繊細なアレンジや音楽理論を駆使した音作りは特に見当たらない。どうしても"Killing Me Softly"のイメージが強い彼女ではあるけれど、デヴュー当時はJazzシンガーという路線であり、あまりポップス要素は弱い作品ではある。これが"First Take"?って思わせるほどの冷静で深みのある歌声は、自信に満ち溢れ、聴く人
ファンじゃなくても楽しめる
- by Amazon カスタマー,
2024-06-12 09:43:46
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